管理人
登録日: 2006-5-8
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知合いから、リフォーム工事をするときは「あいみつ」をとった方が良いといわれました。 「あいみつ」が「相?見積り」ということはわかりましたが適当に「確かにそうよね」と話を合わせてしまいました。「あい見積り」のしかたを詳しく教えてください。比べかたとかポイントがありましたらお願いします。 (A.Y様)
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「あいみつもり」は「相見積り」で正解です。 どちらかというと元請け業者が発注業者を決めるのに使う業界用語でした。
現在は一般消費者が複数の会社から見積りを出させて比較するということを意味しています。
多くの書籍やリフォーム雑誌には「相見積り」を必ず数社からとることをすすめているようです。
しかし、相見積りの難しいところは、設計や条件・仕様材料を全く同じにしないと比べようがないということです。
よく言われるたとえに 「相撲とボクシングのどちらが強いか?」 「カレーとラーメンのどちらがおいしいか?」 というのがあります。
条件等を限りなく同じにしないと比べられないとすると各々の本来の良さなくなってしまいます。 その結果、業者に値引き競争のみを強いることになり、無難で仕上がりやアフターサービスに不満を残す結果をまねくこともあるようです。 (これは採算にあわなくても仕事をとる業者にも責任がありますが)
「相見積り」の本当の目的は「不当に高い見積り」や「異様に安すぎる」といった問題のある業者やトラブルの確率の多い会社を候補から除外する意味があります。
また、違ったプランを見ることにより、自分の気付かなかった問題の解決法、発想の転換を発見できるという利点もあります。
ただ、一番良くない方法は、A社の図面・設計資料をそのまま使った上、値引き要求をしてB社で施工するということです。
建築業界は狭いものです。そうしてまで仕事を取る業者も業者ですが、後々トラブルの火種になるような方法はとらないことをおすすめします。
リフォーム工事は工事が終わってからも不具合の調整や経過の点検などのアフターケアが大事です。
多少の値段の差ならば駆け引きなく、保証も含めて永く付き合っても良いと思う業者を選ぶというのもポイントです。
話が長くなりましたがご理解いただけましたでしょうか?
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